節分の伝統的なしつらえや献立と鬼面について

節分

節分とは昭和時代は2月を代表する行事だったものの、日本文化の西洋化が進む中で平成に入ってから文化として下火になっていたようなところがありました。しかし2010年代に入り、関西独特の文化であった「節分に恵方巻きを食べる」という文化が急速に全国的に広まっていき、再び、伝統行事として近年、節分を大事にする文化が盛り返してきています。しかし、しばらく低迷していたため、基本的なことを知らない若い人は一度、節分とはどんなもので、どんなことをするものなのかなど、基本的な勉強する機会を設けてみましょう。

         

節分の由来

まずはじめに、節分とは「季節の分かれ目」という意味で、本来は立春・立夏・立秋・立冬の前日のことを指します。しかし日本では昔から、厳しい冬の終わりを意味する立春(2月4日)の前日夜に豆を撒いて邪気を払うという伝統行事が存在するため、節分=2月3日とみられているようなところがあるのが強くあります。ちなみになぜ撒くものが豆であるのかというと、豆には病気などを追い払う不思議な力があると信じられてきたからだと言われています。なお、豆をまく際のお決まりの掛け声は「鬼は外、福は内」で、外だけに豆を撒くだけでなく、「福は内」という掛け声を出すタイミングでは家の外ではなく部屋の中に向けて豆を撒きます。その後、残った豆に関しては自分の年齢より一つ多い数の豆を食べるのがならわしとなっていますが、これはその1年間の厄払いというような意味合いがあります。もう一つ、近年、関西地域を発信源として「恵方巻き」という太い巻物寿司を、その年に吉をもたらす方角を向いて小さく切らずに丸かじりするという風習も急速に定着し始めています。これに関しては、何故、通常は小さく切る太巻きを切らずに丸かじりして食べるのかというと、「(縁起の良い方角との)縁を切らない」という意味合いにが関連しています。

         

節分飾り

地方によっては、節分には豆まきをしたり恵方巻きを食べる事以外は何もしない風習の地域も多くあります。しかし、西日本地域それ以外の風習もあり、それが玄関におく「柊鰯(ひいらぎいわし)」という魔よけの飾りです。どんなものかというと、柊という樹木の枝に、ポピュラーな魚である鰯を差して玄関先に飾るという風習です。ちなみに鰯は魚全体を柊に刺すわけではなく、焼いた頭だけを刺すのが基本です。では、なぜ柊と鰯の頭が魔よけと関係があるのかというと、昔から先が尖ったものや生臭いものには魔よけ・厄除け効果があると言われてきました。そして、剣のように先が尖った柊の葉や、焼くと匂いがキツくなる鰯の頭によって、鬼や悪魔が家の中に入ってこられないようにする、追い払うというような意味合いがあります。

節分の鬼の折り紙

その他、子供たちやハンドメイド商品好きの間では、折り紙で角1本の赤鬼と角2本の青鬼、または升、おかめ、鬼の金棒などを作るような習慣もあります。ポピュラーな鬼の折り紙作品は完成品を見ているだけだと難しそうに見えるかもしれませんが、知っている人に作り方を聞いたり手順が載っている参考資料などを見たりすれば意外とスムーズに完成します。そして、鬼の折り紙作品に関しては完成したら自分でマジックなどで顔を書いたら完成です。升を作った場合は豆まきの場合に使うことが可能です。

         

節分の鬼のイラスト

節分パーティーなどで折り紙で色々なものを作るのが難しいという場合は、イラストを描いてディスプレーとして飾るという手もあります。もしくは、厚紙(硬い紙)にイラストを描いてパーティーのディスプレーとして飾りつつ、豆まきをする時だけ取り外して鬼役の人がお面としてつけて使用するような形も可能です。そのイラストに関しては、何らかの見本の絵を見ながら絵がうまい人なら簡単に描けて絵の具などで色付けすればすぐに完成します。しかし絵を描くのが苦手な場合や色付けが大変な場合は、フリー素材サイトでお気に入りの画像をDLし、ちょうど良いサイズに拡大してプリントアウトする形でも十分です。

節分の献立

まず、忙しい中で節分の日に何か節分に合う献立を立てる場合、恵方巻き作りに必要な材料を買ってきて、家族みんなで恵方巻きを作って食べるという形でも華やかな食卓になるので十分です。また、作る人が忙しい場合は、完成品の恵方巻きがスーパーやコンビニで大人気となっていますので、それを買って食卓に広げるという形で代用することも可能です。それ以上に色々なものを作りたい場合は、やはり節分といえば「豆」が連想されるため、豆関連料理がおすすめです。その中で具体的に言うと、大豆と昆布を煮て作る昆布豆あたりは、とても簡単で誰でも作ることが出来ます。あとは冷凍保存していたお正月用の数の子がまだ残っている場合は、旧暦では立春から1年が始まると考えられてきたためお正月料理として大人気の豆数の子あたりを作ってみるという手もあります。その他、乾燥した豆まき用の豆が大量に残ってしまっているのでそれを即調理して使い切りたい場合は、フライパンにて小魚などを混ぜて甘辛く味付けしてから炒って食べると美味しい食べられます。

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