世界地図 国名入りや白地図のダウンロード

世界地図の種類

三次元の球体を覆う世界を、いかに二次元の平面に落とし込むか、世界地図の種類にはさまざまなバージョンが考案されています。それぞれメリットがあり、目的に応じて使い分けされます。
世界地図の種類で、メルカトル図法は早くも16世紀に考案されています。経度が正しくわかるのがメリットですが、高緯度ほど面積が実際より広く表示されるのがデメリットです。

世界地図の種類で、モルワイデ図法は面積を正確に表すことができ、高緯度でもゆがみが少なくなっています。正距方位図法は中心からの距離を正確に表現でき、飛行機のルート作りによく使われます。国際連合の国連旗は、北極点中心の正距方位図法による地図を図案化したものです。
世界地図の種類に、言語や宗教の分布を示したものもあります。海外ニュースの背景を知るうえで有用なツールとなり、世界情勢を読むのにも参考になる地図です。
また、最近ではGoogleアースもリアルな画像による世界地図だといえるでしょう。Googleアースは宇宙から撮影した写真がもとなので国境などの表記はありませんが、地形や川、海、気象の様子までもが臨場感をもって楽しめます。

         

見やすい世界地図とは?

複雑化する一方の世界情勢は、見やすい世界地図を使って場所を押さえておくのも一興です。地図はサイズが大きければいいとは限らず、国別にカラーで塗り分け、首都や主要都市の表示などが、ポイントになります。
見やすい世界地図は、海・川・山の名称、大陸名が適当に配置されていますが、見やすさは地図製作者の腕の見せどころといえます。世界遺産や人口などの情報を盛り込んだ地図もありますが、情報が多すぎると使いにくいものとなり得ます。
ちなみに、世界地図は自国を中心に製作されることが多く、日本人には日本中心が見やすい世界地図です。世界にはヨーロッパ中心やアメリカ中心の版もあって、大分印象が違って見えます。

国名入りの世界地図

世界地図は使いやすさを考えて、国名入りが大半となっています。なにしろ現在は、独立、国家の解体・分離の影響で200近くの国・地域があり、国境線が入っているだけでは位置関係をつかむのは容易なことではありません。

国名入りの世界地図は、歴史との関連でここ半世紀のことに限定しても変化が激しいことが見て取れます。1960年のアフリカの年、1990年代のヨーロッパの激変などで細分化が進み、世界地図を時系列に並べただけで、違いがスグにわかるほどです。
国名入りの世界地図は多く、学習用として教科書と対応させて使います。とくにヨーロッパは国が込んでいるので、拡大図を特別に設けて図示することがよくあります。
国名入りの世界地図は、大人にも十分役立つアイテムになり得ます。記憶力低下予防の脳トレ用に、たまさか目にとまった国へ思いをはせて、次の旅行先の有力候補にするなど、遊び感覚で接しながら地理力アップにもつながります。
子供用の国境・国名入り(ふりがな付き)の世界地図のダウンロードはこちらから=リンク

         

世界地図の白地図

色や文字なしの、世界地図の白地図は学習用として、作業用に情報を書き込んだり色を塗ったりするのが本来の使い方です。
学習を離れて、国境線入りの白地図は、大人の塗り絵よろしくカラフルに色分けするなど、使い方は自由です。
世界地図の白地図には、いろいろな種類があるので、目的に応じて使い分けするとよいでしょう。モルワイデ図法やミラー図法など、どの種類を使えば見栄えがするかビジュアル重視です。
世界地図の白地図は、日本が中心のバージョンが一般的ですが、世界にはヨーロッパ中心、アメリカ中心のものもあり、だいぶ印象が変わります。アルフレート・ウェーゲナーの大陸移動説の発見は、ヨーロッパ中心の世界地図から着想を得たことはあまりにも有名です。

世界地図の白地図は、オンラインで無料ダウンロードができます。小さい紙だと少々見にくくなるので、大きめの紙にプリントアウトするか、拡大コピーすると使いやすくなります。
小学生の無料学習プリント・教材プリントを行う「ちびむすドリル」の世界地図の国境線のみ白地図のダウンロードはこちらから=リンク

世界地図のパズルやポスター

世界地図は、ポスターやパズルを活用して楽しく覚えることができます。遊び感覚でチリの勉強にもなり一石二鳥なので、入学祝などプレゼントにも打ってつけの人気商品なのです。
世界地図のポスターは、学校や家庭によるある学習教材ですが、社会に出ても社長室の壁などに掲げて、グローバルな企業をアピールすることができます。19世紀にはA.ヴェゲナーが、ポスターをながめ大陸をパズルピースのように頭の中で動かし、大陸移動説を発見したことは有名な話です。
世界地図のパズルは、昔ながらの紙製に、木製、プラスチック製もあり、大人の脳トレグッズとしても人気です。マグネット式はひも付きが多く、ポスターとしても使えます。

世界地図を無料ダウンロード

世界地図は、無料ダウンロード版も数を増やし、クォリティもまずまずと評判になっています。無料ダウンロードをしてUSBメモリーなどに保存しておけば、どこでもスグにプリントアウトできます。
世界地図の無料ダウンロード版は、多くはgif画像で提供されています。地図はパソコンでダウンロードして使うのが一般的ですが、アプリを無料ダウンロードして、スマホで見るスタイルも好評を博しています。
無料ダウンロードした世界地図は元手がかからないので、学習用に遠慮なく活用できます。ビジネス用に資料作成の素材としても使え、加工してプレゼン用の資料作成に役立てることがビジネスの新スタンダードとなった感があります。

ネットで探すなら高画質の世界地図を

世界地図はweb版を使う人は多いようですが、高画質は最優先で重視すべきポイントにあげられます。無料でダウンロードできる地図でも、拡大コピーに耐えられるほどのクォリティを備えたものは少なくありません。
高画質の世界地図は、学習用にはもちろん、ビジネスユースでも調べ物をする際に威力を発揮します。せっかくなのでプリントアウトをする際は、高画質が生かされるよう、プリンターにもこだわりたいものです。
高画質の世界地図は、スマホ用のアプリも多数提供されています。小さな画面ですが、スマホ壁紙にするなど、世界を携帯して好きなときにながめて楽しむのが、今どきのトレンドとなっている模様です。

         

世界地図で大陸を眺める

世界地図では、6つの大陸が散らばっています。ユーラシア、アフリカ、南・北アメリカ、南極、オーストリアがあり、グリーンランドは世界最大の島です。南極大陸は、地図では省略されることが多いです。
世界地図上、大陸の呼称が北アメリカ州など1対1対応していますが、ユーラシアはアジア州・ヨーロッパ州の2州にまたがっています。オーストラリアは、周辺の島々と合わせてオセアニア州と呼ばれます。
ちなみに、ヨーロッパ中心の世界地図をながめると、南北アメリカの東海岸と、ヨーロッパ・アフリカの西海岸の形がピッタリ合いそうにみえます。事実、大昔には地続きだったのであり、A.ヴェゲナーの大陸移動説の発見につながったのです。

世界地図:アジア

ザックリとみて、アジアは明らかに、世界地図上でも最大の面積を占めています。ただ広いだけでなく、国数や人口の点でも、文句なしに世界No.1です。
世界地図で、アジアはさらに、東・東南・中央・南・西アジアに分けられます。ウラル山脈以東のロシアは、しばしば別枠で扱われます。地域全体では共和制か連邦制をとっている国が大半で、君主制が残っている国は日本、タイ、中東のサウジアラビア、ヨルダンなどごく少数派です。
世界地図からは、アジアの複雑な政治状況も読み取れます。日本の北方領土しかり、竹島は韓国が実効支配をしている有様です。インド北方のカシミール地方は、インド、パキスタン、中国の三つ巴で、今も国境は未確定のままなのです。

世界地図:ヨーロッパ

ヨーロッパは、世界地図ではユーラシア大陸の西端を固めています。アイスランドは大西洋の真ん中にポツンと浮かび、グリーンランドはデンマーク領ですがアメリカ州に属します。
ヨーロッパは共和国の集合体のようなイメージが強いのですが、イギリス、スペイン、北欧などの国で、王制は存続しています。ヴァチカンやルクセンブルクなど小国も多いので、地図ではヨーロッパの拡大図がしばしば別枠で載せられます。
世界地図は、イギリスで発行されると当然、ヨーロッパが中心となります。日本やアメリカが世界の端にある構図は奇妙にみえるでしょうが、ロンドン-ニューヨーク間が意外と近いなど簡単に理解できます。

世界地図:アメリカ

アメリカとひと言でいっても、大陸全体では北はカナダから、南はアルゼンチン・チリまで、世界地図では南北をほぼ貫通しています。パナマ地峡を通じて、南北の2大陸がかろうじてつながり、北型はさらに北米・中米に分けられます。
南北アメリカは、世界地図から航空路線の要であることも容易に理解できます。2大陸のくびれ部分にあるパナマ運河を通じて、太平洋と大西洋はつながっています。
ちなみに、アメリカ発行の世界地図は当然、南北アメリカ大陸が世界の中心です。ユーラシア大陸が地図上で、両端に2つに分かれてしまいますがお構いなしのようです。アルゼンチンやチリ発行の地図は、南極が上なのでなお奇妙にみえます。

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